こんにちわ。to-Rの西畑です。
時間がかかりましたがjQueryの使い方について解説していきたいと思います。第1回はCSSの操作方法。
プログラム入門らしくHello World!から始めようかと思ったのですが、普段CSSを書いているデザイナーさんにはCSSの操作から始めるほうが理解がしやすいと思います。
単純にCSS操作
CSSを理解している方は、書式さえ覚えてしまえば簡単にjQueryでCSSを操作することが可能です。
まずはサンプルをご覧ください。
$(function(){ $("#container").css("width","200px"); $("div").css("background-color","red"); $(".sample").css("font-weight","bold"); $("#container p").css("color","white"); }) |
解説
$(function(){
})
$(function(){ }) |
まず1行目の「$(function(){」と5行目の「})」ですが、詳しくはイベントハンドラの説明の際に行いますので、ひとまずはjQueryを利用する際のお約束と覚えておいてください。
基本的にjQueryの記述はこの中に書いていきます。
jQueryではCSSを操作する際に以下のように記述します。
$("CSSセレクタ").css("プロパティ","値"); |
つまり2行目の記述はCSSの以下の記述と同じ意味を持ちます。
#container{ width:200px; } |
CSSの知識がある方は、書式さえ覚えてしまえば簡単にCSSを操作することが可能です。
CSSセレクタに関してはCSSの操作だけではなく、今後のjQueryの解説全般で利用しますので、ぜひ覚えておいてください。
サンプルでは最近のCSSの基本セレクタである、要素セレクタ、IDセレクタ、クラスセレクタ、子孫セレクタを利用しています。
jQueryで先取るCSS3
jQueryのすごいところはCSS3のセレクタも多くサポートしているところです。
現状のブラウザシェアを考えると、CSS3の記述を業務で利用できるのは2~3年後以上後になりそうですが、jQueryを利用すれば、今から業務でCSS3の強力なセレクタを利用したCSSが記述することが出来ます。
$("li:nth-child(odd)").css("background-color","green"); $("li:nth-child(even)").css("background-color","#D1EFD1"); $("li:first-child").css("background-color","red"); |
jQueryを利用して、CSS3のnth-child擬似クラスやfirst-child擬似クラスでCSSを操作しています。
CSS3の記述用にjQueryを利用するというのも便利だと思いますよ。
一部のCSS3セレクタは書式などが違ったりしますので、ドキュメントなどを参考にしてください。
[…] 第1回 CSSの操作 […]