こんにちは、TRANSのあらたです。今回は余談抜きで本題へ。
情報を設計するワークフロー
唐突ですが、サイトのコンテンツをどのようにリストアップしていますか?漏れがあったり、重複したりしていませんか?はたまたデザインを作りこんでコーディングをスタートしてから、やべえメニューが1つ足りていない!とかなっていませんか?
そういったことを未然に防ぐのが情報設計というやつ。インフォメーションアーキテクチャですね。
今回はコンテンツ – 情報をどのように設計するのかについて基本的なフローを説明しておきます。
僕のフローはこんな感じです。
- 2つか3つの競合サイトのコンテンツをリストアップする。
- 自サイトの独自コンテンツをリストアップする。
- それぞれのコンテンツをグループ分けする。
- そのグループに優先順位をつける。
- サイトマップを作る。
次の章でNPtech.jpを事例に具体的に見てみます。
NPtech.jpでの事例
NPtech.jpそれ自体は単なるブログですので、競合サイトというよりもほかのブログを参考にしました。これらのブログはデザイン面でも本当に影響されました。
それから今までのワークフローで紹介した手法からオリジナルなコンテンツも加味し、こんな感じでコンテンツをリストアップしました。
- 記事
- 記事サマリー
- カテゴリ
- タグクラウド
- アバウトのページ
- プロジェクトのページ
- アーカイブのページ
- 最新記事一覧
- 最新コメント一覧
- コンタクトのページ
- 検索ボックス
- 広告
- タグライン
- RSSリンク
- WordPressの著作権
- 自分の著作権
とこんな感じですね。実際のデザインではこの過程で必要を感じなくなり却下したものや逆に付け加えたものもあります(ちょっと思ったんですが、厳密にはコンテンツという言い方は正しくないですね。英語で言うと、chunkです。ユニットとかそんな感じかな)。
あとはこれらをグループ化して、それぞれのグループに優先順位を与えて、コンテンツの位置付けを決めたりします。ここで、ある程度どんなコンテンツが必要なのかについての一覧ができるので、それをサイトマップに落とし込めばいいわけです。
ちょっと急ぎ足になりましたが、こんなところで。
なるほど。情報設計については、大変興味がある分野ですので、
参考になりました。リニューアルの際にも役立ちそうです。
中には同じようなコンテンツが乱立しているサイトとかもありますもんね。
参考になりました。ありがとうございます。
はじめまして。
情報設計のフロー…実に理想的な流れです。
本来こうあるべきだと思っています。が、実際は…企業内「WEBデザイン制作室」のようなところではこの流れは一切無視される傾向が強いです。特に「サイトマップを作る」のはお嫌いなようです。
この一連の流れがプログラムによってシステム化されてたらそうでもないのかな?と、思っています。
> sevenさん
コンテンツがかぶっていること、多いですよねー。もしくは足りないとか、カテゴリを入れ間違えているとか。このへんの解決はカードソーティングとかのほうがよいのかもしれませんが、あくまでパーソナルブログなので、そこまでやるのはどうかと(笑)
> 茶々○さん
このあたりは難しいところです。特にデザイン=グラフィックデザインだと思われている方はこのフローを軽視する傾向にありますね。
実際の制作現場では担当デザイナーやディレクターが自分の机の上でこちょこちょやってしまうだけのフローなのかもしれませんが、個人的には先方の担当者と制作会社のスタッフで共催のワークショップ風なものを開催して、共通認識を作っておいたほうがよいのかもしれません。もちろん、時間と経費の考え方次第なのですが。