こんにちは/こんばんは、ふるしょうです。
自分のblogでもプログラミングを勉強してみたいデザイナーさま向けの記事を書いてみたりしているので、もしよければそちらにもコメントいただけると嬉しいです。
さて、第2回の記事として、SOYCMSを使った場合のサイト設計について説明させていただきます。とはいっても、あまりシステムのことは意識しなくても使うことができるというのがSOYCMSの特徴なので、かなり一般的な内容になります。
サイトコンテンツの種類
情報設計については、TRANSのあらたさんが詳しく書かれているのでそちらもご参考にしていただけたらと思うのですが、一般的な企業サイトのコンテンツといえば下記のような感じでしょうか。
- 会社そのものの情報
- 製品・サービスの情報
- 採用についての情報
- ニュース、プレスリリース
- お問合せ先の情報やお問合せフォーム
- IR(主に上場企業)
- その他の情報(休業期間のお知らせ、キャンペーンなど)
サイトを制作する場合、これらをわかりやすく配置することが求められます。
メンテナンスの視点からのコンテンツ分類
また継続的な情報発信を実現するには、ユーザにとって優しいサイト設計を意識するだけでなく、情報のメンテナンス性が高くなるようにしなければなりませ ん。たとえばひとつの更新で何箇所も書き換える必要があるとしたら、リンク切れ事故を誘発するだけでなく、その手間がネックになってそもそも更新自体が滞 る、なんてことになってしまいます。
そこで、企業サイトのコンテンツをメンテナンスの視点から整理してみます。
更新がほとんど発生しないもの
会社情報など
更新が頻繁に発生するもの
古い情報は不要になるもの
見出し・リード文など?
古い情報が破棄されず、コンテンツが増えていくもの
商品情報など
サイトマップとページごとのコンテンツ
もちろんWebサイトなので、
- サイトマップをどうするか
- 各ページ内コンテンツをどうするか
という切り口も必要です。特に、コンテンツが増えるにつれてページも増えるのか否かは重要です。
CMSとサイトの設計
さてここで「サイト更新を楽にしたいならCMSを導入しよう」という話になるのですが、それはそれで問題がおきます。というのも、利用するCMSの知識が 十分にないと、どういう風にサイトを構成すればいいのかわからないからです。折角CMSを導入しても、そのCMSが持っている機能と管理するコンテンツの 癖がかみ合わないと、サイト更新が簡単に行えるようにはなりません。
そしてやっとこさ表題の説明に入るのですが、SOYCMSの場合は非常にシンプルです。
というのも、ページについては「標準ページ」と「ブログページ」を、記事が増えたときにページも自動的に増えるかどうかで使い分けるだけだからです。各ページの機能詳細については、公式サイトのマニュアルをご覧下さい。
標準ページ
ブログページ
標準ページを使うことが考えられるページ
- トップページ
- 企業情報
- 採用情報
- お問合せ
ブログページを使うことが考えられるページ
- 新着情報の詳細
- 商品情報
- IR
標準ページは1URL1ページで、URLは自由に設定することができます。たとえばindex.htmlで終わるURLを設定しておけば、一見静的HTMLのように見せかけることもできます。ブログページは記事が増えるたびにURLも増えていくため、URLには若干の制約があります。
また、後々詳しく説明していきますが、SOYCMSではエントリー(記事)をサイト内どこでも自由に表示させることが可能です。なのでどこに何を表示する かについては、静的HTMLでサイトを作るときと同じように、システムのことはあまり考慮しないで設計することができます。その他、後から更新頻度を上げたいコンテンツが出てきたりといったケースにも柔軟に対応できます。
サンプルのサイト
と、いうわけでSOYCMSを使ったサイト構築の例として、下記のような簡単な、でもよくある形を考えて見ます。S・・・標準ページ、B・・・ブログページで作るページです。
/
トップページ・・・S
/company_information/
企業情報・・・S
/product_catalogue/
/product_catalogue/item/
商品案内(一覧・詳細)・・・B
/recruit/
採用情報・・・S
/inquiry/
お問合せ・・・S
/topics/
トップページに表示される新着情報の詳細・・・B
SOYCMSでは、記事をページに引っ張ってくるときに任意のブログページの、記事詳細ページへのリンクを自動的に生成する機能があります。この機能を使って、トップページに新着情報とおすすめ商品を表示し、そこから新着情報(詳細)と商品案内(詳細)へのリンクを張ろうと思います。新着情報は全てのページに表示してもいいかもしれません。