先週セミナー受付を開始したばかりの第5回リクリセミナー 『明日からjQueryがもっと好きになる。』ですが、すでに100名弱の方々に参加表明を頂いております。
そんな第5回リクリセミナー 『明日からjQueryがもっと好きになる。』におきまして、この度『jQuery逆引きマニュアル』の出版元である株式会社インプレスジャパンさまの協賛が決定いたしました。
株式会社インプレスジャパンさま、ありがとうございます!!
イベントの受付に関しましては、本日のお昼にtwitterでポストした通り、あと残り5名ほどとなっております。
参加しようか迷ってらっしゃる方!
ラストチャンスです!!(ほんとに…)
お早めにお申込ください。
お申込は第5回リクリセミナー 『明日からjQueryがもっと好きになる。』告知ページからどうぞ!
明けましておめでとうございます!
今年もリクリをよろしくお願いいたします!
さて、昨年末のリクリ忘年会で軽く告知させてもらった、『jQuery逆引きマニュアル』の著者、西畑一馬さん、中村享介さん、徳田和規さんによるjQueryのセミナーの開催が決定しました!
初心者から中級・上級者までを対象にしておりますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
また最後にjQueryに関する質疑応答のトークセッションを行います。
普段jQueryを使っていての疑問や質問をjQueryを熟知してらっしゃるお三方に直接聞いてみませんか?
後日質問受付フォームを立ち上げますので、フォームより質問をお送りください。
- <イベント名>
- 第5回リクリセミナー 『明日からjQueryがもっと好きになる。』
- <日時>
- 2/20(日) 15:00〜18:00
- <場所>
- デジタルハリウッド大阪校 地下セミナールーム
(大阪市北区西天満6-5-17 デジタルエイトビル地下1F)
- <参加費>
- 一般:4,000円
デジハリ生:無料(※学生証をお持ちください。)
※スポンサーの協賛、参加者の人数に応じてディスカウント予定です。
講師陣の書籍、『jQuery逆引きマニュアル』を持参し、受付で提示していただきますと500円割引をいたします。
※対象は一般の参加者のみとなります。
西畑一馬 中村享介 徳田和規
インプレスジャパン
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- <定員>
- 80名
- <参加方法>
- セミナー特設ページから参加表明して下さい
URL:http://www.re-creators.jp/vol5/
- <懇親会>
- バールダイニング カンパーニュ
〒530-0018 大阪府大阪市北区小松原町1-11 田園ビル5F
セミナー終了後、18:30から受付、19:00より開始。
会費:3,500円(飲み放題付)
先日、正式版がリリースされたオープンソースCMS「SOY CMS2」の勉強会が1/22(土)に神戸にて開催されます。
より直感的、効率的になったSOY CMS2。
開発者である藤井正明さん宮澤了祐さん両名から直接SOY CMS2の使い方を学べるチャンス。
Web制作者として、使えるCMSを一つ増やしてみてはいかがでしょうか?
- <イベント名>
- SOY CMS2勉強会 in KOBE
- <日時>
- 1/22(土) 14:00(開場 13:30)〜20:00
- <場所>
- 兵庫県立大学 神戸キャンパス 小講義室
兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3-3 神戸ハーバーランドセンタービル 22階
(JR 神戸駅より徒歩5分程度)
- <参加費>
- 500円
- <講師>
- SOY CMS2開発者 [藤井正明 , 宮澤 了祐] ,その他未定
- <参加方法>
- http://twipla.jp/events/3071にて受付中
URL:http://www.soycms2.net/news/20101208.html

11月20日に開催した第4回リクリセミナーが終了しました。
パネルディスカッション×セミナー×ワークショップの3部構成でおこなった本イベントですが、参加いただいた皆様にも好評でした。
パネルディスカッションでは制作の現場に携わる3人をピックアップし、「UXとは何か」を立場や関わる仕事が違うそれぞれの視点で説明することからはじまりました。クライアントとの関係・コミュニケーション、デザインをするということ、UXを考えるには時間・予算が足りないのか、UXはお金になるのか…色々なトピックがあがりました。
このセッションで参加されたみなさんとのUXや制作に関することの共感・共有ができたのではないかと思います。
セミナーセッションでは「UXと成果物を繋げる糸口」というテーマで講義をしていただきました。色々な研究家やデザイナーによって定義・説明されているUXですが、結局のところ何かというのは曖昧でよくわからないものでしたが、このセッションによりで成果物としてのUX、普段私たち制作者がやっていることへの新たな気づきがあったのではないでしょうか。
明確なゴールを持つこと、指標を持つ、そして共有することが大事ですね
最後のワークショップではここまでの気づきを踏まえながら、あらかじめピックアップしたサイトに対し、ゴールを定め、人の14の特徴にフォーカスしてコンテンツの企画・提案などをおこないました。即席で組んだ各チームですが、それほど長くない時間にも関わらず、非常に良い成果を出していました。このワークショップにより、セミナーセッションで学んだことがより自分の中に落とし込むことができました。
アンケートの一部を抜粋
- パネラーの職種がそれぞれ違っていて、色々な角度の意見が聞けた
- いろいろな視点からのUXへのアプローチを考えさせてもらえた
- 「私たちは言葉を共有していない」とても実感する言葉でした
- あいまいだった定義が明確化された
- モチベーションがあがりました
- UXが何か具体的に知らなかったが、普段自分たちがやっていることだとわかった
- クライアントに提出するサイトマップ以外にも、(ワークショップの)考え方をいれた資料もつくっていきたい
- いろいろな人とつくるのは楽しい
- 実務でも活用できる方法だとおもった
- ワークショップで体験することが重要だとわかった
まとめ
今回のイベントで学んだことを普段の仕事に活かすために、自分だけで振り返るのではなく、今回参加できなかった人も含めて話し合う、今回のようなワークショップを新たなプロジェクトの企画でやってみるなど、周りの人を巻き込みながら高めていきたいですね。
今回は最後に時間がなく、質疑応答などを受けることができなかったのですが、今回のイベントで感じたこと、質問などがあれば、講師の長谷川恭久さんにフィードバックをおねがいします。
長谷川恭久さん、参加された皆様ありがとうございました。

2010年11月20日に開催の「聞いて学んで考えるUX講座」講師、長谷川恭久さんからの寄稿記事です。
今年、日本でもよく耳にするようになった「UX (User Experience)」。この考え方自体は新しいものではなく、90年代から使われています。さらに前からありましたが、この言葉を多くの方に広めた方といえば『エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために』『誰のためのデザイン?』の著者として有名なドナルド・ノーマンでしょう。機能やインターフェイスは当然重要なわけですが、それ以上に利用者の感情、動機、価値観が製品の満足度につながるというのが彼の考え方であり、UX の根底にあるアイデアといえるでしょう。
Webサイトデザインでよく UX という言葉をきくようになったキッカケを作ったのは Jesse James Garrett が2002年に刊行した『ウェブ戦略としてのユーザーエクスペリエンス』です(日本語版は2005年に刊行されています)。この書籍が刊行された当初からユーザビリティ(使いやすさ)は重要であるという認識は広くありました。しかし、ただ使いやすければ良いというわけではないのが Web サイトデザインの難しいところ。ビジュアル、ブランディグ、マーケティングといったユーザービリティとは異なる Web サイトの役割・特徴を引き立てつつ、ひとつのサイトの価値を提供するという意味合いで UX という言葉が使われ始めました。
感情、動機、価値観に響くデザインをどのように実現するのかというのは UX の永遠の課題です。しかし、感情、動機、価値観というのは人それぞれですし、ページビューのような明確な数値にならないどころか、A/Bテストのような測定をすれば分かるというわけでもありません。あいまいなもの、概念的なものをプロジェクトの指針として進めるということはあまりないかもしれません。特にビジネスでは明確に分かるものを仕事の評価とする傾向が強いので、UX が重要と挙げている概念的な考えはミスマッチにみえることもありますし、結果的に重要ではないと捉えることが出来るのではないでしょうか。UX が重要と言っている方にしても感情、動機、価値観を重要であると提唱するあまり、理想論であって実践的ではないと誤解される場合もあります。
利用者に良い体験を
UX を語る上で必ずといっていいほど出てくる言葉ですが、あまりにも曖昧な表現ですよね。良いってなに?そもそも何の体験を指しているの?体験ってなに?様々な疑問が生まれます。良い体験といっても作り手が良いと判断したものを押し付けてしまう場合もあるかもしれません。UX という一種のバズワードを印籠代わりにしてステークホールダーが納得しないままプロジェクトが進んでいるのであればそれは悲しいことです。
UX だけではありませんが、私たちは Web サイトをデザインするうえで、様々な曖昧を言語化・視覚化することで理解してもらおうと努力しています。なぜその見た目にしたのか、このマークアップに理由はなぜか、このページフローが最適と考えた要因は?
テストや解析を通じて説得・解説するわけですが、なかにはそれでは伝わらないことも出てきます。作っている側からすれば「そんなの説明しなくても」と思うことも、相手には伝わってない場合があります。逆にクライアント側も「こうしたいと思うのは当然」と考えているアプローチを作り手が理解していない場合もあるでしょう。そのギャップを埋めるためのコミュニケーションは必要ですし、意見を投げ合うことではじめて生まれるアイデアもあります。
概念的で捉え難いと思われる UX ですが、実は今までやってきたこともそうであって特別視することではありません。「利用者に良い体験を」というのはサイトによってそれぞれ異なりますし、評価の仕方も異なります。答えはひとつではないというのは、ビジュアル、マークアップ、プログラムすべてにいえることですよね。そのビジネスにとって実現可能なよい体験とは何かを考え、それをビジュアル、マークアップ、プログラミングでどのように実現させるかというのが UX と捉えることができるでしょう。
今回のイベントに参加することで「UXを理解した!」ということにはならないと思います。結局のところも誰も良い体験を理解しているわけではありませんし、良い体験をユニバーサルに共有することは出来ないからです。ただ、このイベントを通してどのようにすればクライアントや同僚とそのプロジェクトにおける「良い体験」の定義を共有して仕事するためのヒントは得られるのではないかと考えています。
長谷川 恭久
イベントはいよいよ今週末土曜日です。みなさま会場でお会いしましょう。